仙台市の旅行業者が企画したイベントで返金トラブルが起きている問題で、宮城県は旅行業者に被害者への返金を求めていましたが、期限までに報告が無かったことから立ち入り検査に踏み切りました。

 中津川夏帆記者「午後2時です。県の職員がハローワールドのあるビルに入っていきます」

 仙台市青葉区の旅行業者ハローワールドが企画するイベント、イングリッシュキャンプをめぐっては、中止になっても参加費などが返金されていないケースが200件ほど確認されています。

 県はハローワールドに対し23日までに被害者への返金などをするよう指導していましたが、報告が無かったことから27日に立ち入り検査することを決めました。

 しかし社員は不在で中に入ることができず、返金の状況などについて確認することはできなかったということです。

 宮城県観光戦略課松本裕紀課長「不在ということで、実際その改善につきまして確認が取れなかったということでございますので、その事案を踏まえて行政処分などを含めて対応を検討していく」

 県は今後、ハローワールドの意見を聞く機会を設けたうえで、業務停止命令などの行政処分を行う方針です。